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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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The “YAMANASHI DESIGN ARCHIVE” is a project in Yamanashi prefecture that distributes the design sources of shapes and patterns of fine goods that have been passed down in Yamanashi prefecture since the past, colors from nature, old tales and legends that have been passed down to the present, and written material that has existed in the region since ancient times through a digital format for industrial use. Please make use of these sources for product development, education and research, service development, etc.

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Old Tale

#1275

狐に化かされた話

ソース場所:甲府市寿町 荒川橋


●ソース元 :・ 甲府市HP「おはなし小槌」 より
  https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html
●画像撮影  : 201年月日
●データ公開 : 2017年11月27日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概要] 夜は暗く、小さな提燈の灯りがお祭りの場所を知らせる頃、いたずら狐が屈強な男性の足元をすくいます。

狐に化かされた話(一)
(高畑一丁目 赤坂政義さんの話)
私の母方の伯父に勇さんという威勢のいい人がいた。体もがっしりしていて度胸もよく、明治の大水害のときに、消防団員として殉職したくらいだから責任感も強かった。
その伯父さんが家に帰る途中、荒川橋あたりにさしかかると、日が暮れ周囲は暗くなっていた。
すると、川の向こう側で賑やかなお祭りがあるらしく、たくさんの提灯が見えた。
伯父さんは、子ども達に何かみやげでも買っていってやろうと、その祭りの方へ歩いて行った。
ところが、いくら歩いてもお祭りのそぱに近付けない。ピイヒャラ ピイヒャラ ドドンコ ドドンコと笛や太鼓の音が聞こえ、お祭りはますます佳境にはいっている様子だ。
こんな馬鹿なことがあるものかと、またどんどん歩いて行くとガツンと頭に何かがあたり、そこへひっくり返ってしまった。
はっと我にかえってまわりを見渡すとそこは河原の中で、頭を打ったのは橋桁とわかった。
見渡せば祭りの気配などどこにもなく、遠くに鉄橋が黒々と見えるだけだった。
「あのときはビックリしたぞい、夜中の十二時頃来て、ぴしょぬれの着物を全部取り替えさせられたからなあ」
と後で母は、その時の様子を面白く話してくれた。

甲府市HP「おはなし小槌」 より
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html

このデザインソースに関連する場所

甲府市寿町 荒川橋

Old Tale
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山梨各地に伝わる昔話や伝説、言い伝えを収録しています。昔話等の舞台となった地域や場所、物品が特定できたものは取材によって現在の状態を撮影し、その画像も紹介しています。