0567│船石の由来

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ソース場所:甲斐市亀沢3686 船形神社

●ソース元 :・ 山梨県連合婦人会 編集・発行(平成元年)「ふるさとやまなしの民話」 
●画像撮影  : 2015年10月17日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概要(船石の由来)]

それは今から千二百年も昔の話です。
亀沢(今の敷島町)に、方五十間(一辺が九十メートル)もある沼池があって水を満々とたたえ、囲りの樹々を写していました。
そのまん中には長さ二十メートルもある大きな船のような大石が、池の主のように居座っていました。石の上には、三、四本の杉と桧が根を張り、葉を繁らせていて、たいへん美しい風景を見せていました。ところがその池には、悪虫が棲んでいて池に近づいたり、この水を使う村人に悪い病を起こさせるといううわさがあって、次第に村人が恐れるようになり、やがて村人はこれは大石のたたりだとして、とうとう誰一人近寄る人はなくなりました。
ある秋、一羽の雁が鳴きながら大石の上に羽根を休める姿を村人が見つけ、これは神様のご降臨であると信じ、以来この大石を神様とあがめるようになりました。
やがて神様のお告げがあって、この沼池を村中総出で埋めてしまいました。それからは、悪虫に悩まされる村人は一人もいなくなり、村は前のように栄えました。
村人はこぞって大石のお陰であると改めて社を建てお祀りしたということです。
社の名は、船の形をした大石そのまま船形神社とつけ、村の氏神として長く守り続けてきました。境内には、亀の形をした大きな石があり、これは沼池にいた大亀の化身だと言われています。また村を流れる谷川には、小亀が棲んでいて、村の繁栄の象徴として村人はこの小亀を可愛がったということです。
これが、今の亀沢と言う地名の起源だともいわれています。       (敷島町)

出典:山梨県連合婦人会 編集・発行(平成元年)「ふるさとやまなしの民話」

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