物語
Old Tale
#1135
泣き石
ソース場所:甲斐市下今井字鳴石
●ソース元 :・ 現地説明板
●画像撮影 : 2016年11月03日
●データ公開 : 2016年11月18日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
【概要】 織田軍による甲州攻めにこらえきれなくなった武田勝頼一行は、完成して間もない新府城に火をかけ敗走した。新府城は軍事的にも非常に優れた城で防御に硬かったが、規模が大きいため多くの家臣たちに去られた勝頼軍には手に余ったのだろう。 行く先も定まらぬ中、一行はこの大石のもとに辿り着き、ふと新府城の方を望むと自然に涙が流れ落ちた。 その後、この大石の中程から涙を流すように水が滴り続けたので「泣き石」と呼ばれた。
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泣石
下今井字鳴石のJR中央線と県道との間にあり、現在地より約一〇〇m南東にあった。高さ約三・八m、巾約二・七m、奥行約三・七mで中央部から水が流れ出ていたが、鉄道の開通により水脈が断たれてしまった。
天正一〇年(1582)三月二日、高遠城が落城すると武田勝頼一行は完成したばかりの新府韮崎城に自ら火を放ち、岩殿城に向けて落ち延びて行った。その途中、勝頼夫人はこの地で燃える新府韮崎城を振り返り涙を流したという言伝えがある。
甲斐市教育委員会
現地説明看板より
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