物語
Old Tale
#1224
なんじゃもんじゃの木
ソース場所:笛吹市芦川町鶯宿 鶯宿峠
●ソース元 :・ 現地説明板
●画像撮影 : 201年月日
●データ公開 : 2017年08月23日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
[概要] 笛吹市の鶯宿峠には「なんじゃもんじゃ」の木と呼ばれる大木があった。葉がヒノキのようで、でもコノテガシワのようでもあり、樹種が良くわからなかった。昭和三年「日本植物学の父」と称される牧野富太郎博士がヒノキの変種として、リョウメンヒノキと命名し、珍種であることが判明し、山梨県指定天然記念物に指定されました。 残念ながら2018年、台風の影響で倒れてしまい今は存在しません。文化財の指定も抹消されています。
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鶯宿峠の「ナンジャモンジャ」の木
(和名=リョウメンヒノキ)
葉がヒノキに似るがヒノキではなく、「なんじゃもんじゃ」という通称があります。植物学者 牧野富太郎は、昭和三年 ヒノキの変種「リョウメンヒノキ」と命名しました。県指定天然記念物、ヒノキ科、樹齢推定五百四十年。
——–平成十五年十二月 山梨県(現地説明板より)
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鶯宿峠のリョウメンヒノキ
この木は昔から「鶯宿峠のナンジャモンジャ」と言われ有名で、葉がヒノキに似てヒノキでなく、コノテガシワに似てコノテガシワでなく、結局樹種不明であるため、「ナンジャモンジャ」といわれてきたものである。
昭和三年、牧野富太郎博士がヒノキの変種として、リョウメンヒノキと命名し、珍種であることが判明した。普通のヒノキの葉は表、裏がはっきり区別がつくが、本種は、裏面のY字形の白蠟粉がなくて、その区別がしにくいために、リョウメンヒノキの名がつけられた。
本樹は珍奇な種類として名木中の名木であるので、昭和三十六年六月十六日、県指定の天然記念物に指定されている。
標高、約一,〇六〇メートルの尾根に立っているため、強い南風を受け、南側の枝は短く、北側の枝は長く伸びている。
ーーーーーー 根元の周囲 四、四五メートル
ーーーーーー 目通り幹囲 三、四五メートル
ーーーーーー 樹 高 十七メートル
ーーーーーー 枝張り 東 八、八メートル
ーーーーーー 西 四、二メートル
ーーーーーー 南 三、〇メートル
ーーーーーー 北 八、二メートル
昭和 年 月 日(判読できず) 芦川村教育委員会(現地説明板より)
地元に伝わる伝説によると、足利氏の末裔の落人が鶯宿集落の先祖と言われるが、その落人がここを通った時に植えたのがこの「なんじゃもんじゃの木」と言われている。
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山梨各地に伝わる昔話や伝説、言い伝えを収録しています。昔話等の舞台となった地域や場所、物品が特定できたものは取材によって現在の状態を撮影し、その画像も紹介しています。