物語
Old Tale
#1595
星石 慶長のハレー彗星(笛吹市御坂町竹居3277 竹居地区コミュニティセンター敷地内)
ソース場所:笛吹市御坂町竹居3277 竹居地区コミュニティセンター(室部公民館)敷地内
●ソース元 :・ 現地説明碑
●画像撮影 : 年月日
●データ公開 : 2022年02月07日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
【概要】笛吹市御坂町竹居には、北斗七星と彗星を刻んだ古い石碑がある。
これは江戸時代初頭1607年(慶長12年)のハレー彗星の様子を表現していると言われている。
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星石のいわれ
この石碑は日本に一つしかない珍しいもので、ハレー彗星物語・甲斐路 四三号に研究発表されている。
文化の発達しない昔は、人々の日常生活も農作業も、天体の運行に基づいて行われており、一道禅流、八百萬神と刻まれた石碑の前に立つと、神仏に助けを求めて生きて来た先人達の心にふれることが出来る。
碑面に見える二箇の彗星は、一六〇七年のハレー彗星といわれ、その出現と消滅をあらわし、悪星退散を祝ってこの星石を作り、山伏が立会って一種の星祭りをしたらしい。
彗星の詩に「あな恐ろしの極みかな」と詠われるなど昔の人々は天変地妖をことごとく神仏の祟りと信じていたから、星祭りは 八代郡竹居村 土俗の修法がとられたと思われるが、明らかでない。
この石碑は高度の天文学・暦学・宗教学によって刻まれ、二七〇メートル上手の分水地点に祀られていたという。
花鳥山遺跡の麓にひろがる室部組の文化遺産として、日本の星石として、いつまでも後世に伝えていきたい。
・ 撰文 中村良一
・ 御坂町竹居 室部組
一九八四年 三月 (現地説明碑)
平成16年10月12日 市指定文化財 として登録されています。
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