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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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#1213

太郎・次郎滝(都留市夏狩 太郎次郎滝)

ソース場所:都留市夏狩 太郎次郎滝(35.539080, 138.868583)


●ソース元 :・ 現地説明板   
●画像撮影  : 2017年06月28日
●データ公開 : 2017年06月29日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概要] 湧水で有名な都留市夏狩には、崖から湧水が噴出し滝を成しているところがある。太郎・次郎と云う兄弟の賊が追われて進退窮まって落ちた所だと云う言い伝えがあるが、そんな伝説はともかく美しい滝が楽しめる。

太郎・次郎滝
名前の由来は、定かではありませんが都留に古くから伝わる昔話によると、「昔、夏狩のある家に太郎、次郎という兄弟の賊が入り村人たちに見つかって追い詰められ、二人とも北の崖から飛び降りて死んだ。太郎の飛び下りたところの滝を太郎滝、次郎が飛び降りたところの滝を次郎滝という。」と言い伝えられています。
滝の流れ込む柄杓流川(しゃくながれかわ)は、三つ峠を源流として桂川に流れ込む支流です。
この川の名前の由来として、「昔、河口湖の南岸にある筒口と呼ばれるところから柄杓を流したところ、三つ峠の山裾の水の湧き出す口から柄杓が流れ出したことから呼ばれるようになったと云われています。

** 柄杓流川の呼び名については、「ひしゃくながしかわ」や「ひしゃくながれがわ」等さまざまな呼び方が遣われています。

・        平成二十五年三月       都留市   (現地説明板より)
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この滝の面白いところは、川が落ち込んでの滝ではなく崖から湧水が噴出して滝をなしているところです。この地は山梨県内でも有数の湧出量をほこる「十日市場・夏狩湧水群」に位置しています。本流の柄杓流川は三つ峠を源流としていますが、この湧水群は富士山からの恵みの水といわれています。
都留市は、富士山の北東に位置し、富士山湧水の湧き出る最も北東の端にあります。長い年月をかけて地上に湧き出た富士山の雪解け水は、この地で特産の水掛菜の栽培や、川魚の養殖などの産業をささえています。
県内の人でもあまり知っている人がいない滝ですが、夏は涼しさを楽しみ、秋は紅葉と滝の美しさを愛で、木々が葉を落とす冬には崖からの湧出を観察できる、筆者おすすめの寄り道スポットです。

太郎・次郎滝へのアクセス  民家脇の小道を抜けた先にありますので、富士急行線東桂駅から徒歩20分ほど もしくは 上夏狩公民館脇に駐車スペースが三台分用意されているのでそこに車を駐車し、向かいの路地を入って100m程歩いた先になります。

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都留市夏狩 太郎次郎滝

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