物語
Old Tale
#0389
早川入十騎(赤沢)
ソース場所:早川町赤沢
●ソース元: 早川町 公式HP
http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/legend/index.html
●画像撮影: 2015年10月20日
●データ公開: 2016年06月24日
●提供データ: テキストデータ、JPEG
●データ利用: なし
●その他: デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
【概要】 昔、戦に負けて逃げてきた10騎の武士が早川へやって来て隠れ住むようになったと云う。
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或る時の戦いに負けて逃げて来た十騎の武士が、早川入の村々に隠れ住むようになった。
そのうちの二騎が赤沢に住み着いた。A家とB家の先祖であるという。
赤沢は旧来からの家が三十一戸あり、その全部が望月姓である。これはその二戸の武士に従って来た同族や、その後分家した家々である。
早川入正月の風習として門松を立てたあと、小正月には通称かつの木(ぬるで)の二、三十センチ位の長さのものに、ナイフ等で目鼻口などを現すように、皮を切って立てるところが多いが、赤沢では目鼻等はつけないで、木の半分から下方の皮を縦に紐のように削る。袴の形を現したもので『ほんだりさま』と云う。
この『ほんだりさま』をA家では十四日に、B家では八日に立てるがそれは両家の先祖が、何らかの戦いに出て勝って帰還した日であるという。
尚、かつの木は勝つに通じているので、縁起を祝う意味から、この木を用いるのだということである。
http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/legend/index.html
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