物語
Old Tale
#0359
杉の御坊
ソース場所:甲州市勝沼町等々力1289 万福寺
●ソース元 :・ 万福寺HPより www.katsunuma.net/manpukuji/3/syoukai3.html
●画像撮影 : 2015年10月27日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
[概 要] 昔、この寺に親鸞聖人が訪れた際、食事をし,その使った箸を地面に刺したところ、たちまちのうちに枝葉が生じ杉の木となった。この奇跡に、杉は大切にされ、五抱えもあるほどの大木となったという。その後火災により焼けて枯れてしまったが、焼け残りをかき集め堂を作った。この寺(万福寺)は、親鸞聖人の奇跡の杉にちなみ「杉の御坊」と呼ばれたという。
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親鸞聖人ゆかりの寺
源誓坊覚信上人住職の時、安貞二年(一二四四)親鸞上人この国に遊化し錫(僧侶の杖)を当寺 に留めたり。源誓信心帰依して弟子となり、是より真宗となれり。
この寺を杉坊というは親鸞聖人、遊化の日、斎飯(食事)終わりてその箸を地にさし、
「我が法必定末世に流布せんには、この杉箸に枝葉生ずべきにこそ」と誓われけるに、
不思議や、 その箸たちまちに芽を出せり。年ふるままに枝葉茂りて大木となり、太さ五抱えもありき。この 因縁によりて、杉坊とはいうなり。 寛延中、当寺炎上の時、その杉も焼け枯れたれば、焼け残りを掻き集め、一つの倉を作りてこれを収む。古えのおもかげを残すとの心を以て、存古堂と名づく。この堂、今も本堂の傍らにあり。
(甲斐名所図絵より)
万福寺hpより www.katsunuma.net/manpukuji/3/syoukai3.html
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