1560│甲府の節分祭(横近習大神宮 甲府市中央2-7-23・柳町大神宮 甲府市中央4-5)

Top > Old Tale > 1560│甲府の節分祭(横近習大神宮 甲府市中央2-7-23・柳町大神宮 甲府市中央4-5)

ソース場所:横近習大神宮 甲府市中央2-7-23

●ソース元 :・ 甲斐志料集成3(昭和7-10年)  甲斐志料刊行会 編   
●画像撮影  : 年月日
●データ公開 : 2020年08月25日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

 

甲府の節分祭
幼い子供を連れ甲府に転勤してきた方が驚いていた。「甲府って幼稚園に先生とか父兄とかじゃない鬼が来るのね。子どもがびっくりしていたわ。」「お友達から鬼のお祭りに行こう!って言われて、節分の豆まきに皆さん行かれるのねと思っていたらホントに鬼のお祭りって感じなのね。また連れていきたいわ」
甲府に生まれ育つと、節分は、鬼が家の中まで走りこんできて逃げる子供を捕まえ逆さづりにしたり、夜、節分の夜祭に行くと太鼓の音と共に神社から鬼が走り出してきて、子供たちを追いかけまわしたりするものだと思っていた。最近は、ぐっと鬼も柔らかくなり、家の中まで駆けこまないし、子供が泣くまで追いかけないし、お願いすれば怯えた子供を抱っこして記念写真にもおさまってくれたりするけれど、やっぱり油断していると背後から「ばあ」って脅かされたりする、子供の悲鳴と大人たちの笑いが溢れるお祭りです。
江戸時代から節分は笑いに溢れるお祭りだったようです。「裏見寒話」から紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

正月 節分追儺
山田町伊勢宮で烏帽子に素袍[スオウ]姿の男が出てきて、枡に煎り豆を入れて四方を眺めると、鬼形の者が神前を走るので、煎り豆と梅の打枝で鬼を追う。
鬼は追われて見物人の中へ入る。その時、鬼は手のひらに油煙炭を塗って見物人の衣類に塗ろうとするのを、塗られまいと走り回る。大笑いして賑やかな祭りである。

「裏見寒話」 巻之六 風俗 の項より

【裏見寒話とは、野田成方が甲府勤番士として在任していた享保九年~宝暦三年(1724-1753)までの30年間に見聞きしたり、調べた甲斐の国の地理、風俗、言い伝えなどをまとめたものです。只々聞いたものを記すだけでなく、良く考察されており、当時の様子や、一般の人達にとって常識だった歴史上の事柄を知ることが出来る。】

このデザインソースに関連する場所


横近習大神宮 甲府市中央2-7-23
ページトップ