物語
Old Tale
#1599
安寺沢の郷倉[アテラサワのゴウクラ]
ソース場所:上野原市秋山802番地
●ソース元 :・ 現地説明板
●画像撮影 : 年月日
●データ公開 : 2022年11月10日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
【概要】上野原市秋山(旧 秋山村)に、江戸時代、飢饉に備えて全国に設置が命ぜられた穀物倉庫「郷倉」が、原型に近い形で存在します。今現在、食料は世界規模で流通していて、ほんの小さな地域が災害などで作物が取れなくなっても、私たちの口に入る物が圧倒的に不足することを、不安に感じる人は少ないかもしれない。
しかし、世界的に流通しているということは、世界的な異常気象・災害が起きれば、世界中の多くの人々が飢餓に苦しむ可能性もあるという事です。当然、それは我々も例外ではないと思います。
江戸時代の知恵に学ぶことも大切なのではないでしょうか。
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安寺沢の郷倉[アテラサワのゴウクラ] 上野原市指定文化財
・ 指定 昭和61年10月1日
‣ 所在地 上野原市秋山802番地
郷倉は、江戸時代に幕府の命で全国の村々に設けられた米や雑穀の倉庫であり、凶作などの際に穀類を貸し出して農民を救済する目的がありました。天明の大飢饉を経て、寛政年間(1789~1800)には、全国に設置されたといわれています。
この郷倉は、旧秋山村の一古沢名主の屋敷にありましたが、明治中期に現在地へ移築されたと伝えられています。構造は、木造草葺、切妻造で、土台は約15センチの角材で栗板が用いられています。
山梨県内に残された数少ない郷倉の一つであり、原型に近い形で保存されている点で貴重なものです。
・ 奥行3.2メートル、棟までの高さ2.5メートル、建坪9.6平方メートル(約3坪)
・ 平成29年3月 上野原市教育委員会 (現地説明板より)
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