物語
Old Tale
#0331
蹴裂の宮
ソース場所:富士川町鰍沢鬼島
●ソース元 :・裏見寒話 巻之二 社について の項より
甲斐志料刊行会 編『甲斐志料集成』3,甲斐志料刊行会,昭和7至10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1240842 (参照 2024-05-24)
●画像撮影 : 2016年01月26日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
[概 要] 甲府盆地が湖だったころ、ここに祀られている神様が山すそを蹴り割いて盆地の水を富士川に落としたという。
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蹴裂明神(東郡河内村)
正一位佐久大明神と云う。甲斐風土記によると、雄畧天皇二年戊戌六月 始まりは手力雄の神でした。神家巫戸等あり(*規模の大きな神社)。六月己午の日には毎年弓矢と鉾を使った神事が行われる。
またこの様な言い伝えもある、この国は大昔泥の海であった。ここの神様(天之手力雄神)が山を蹴り裂き、泥海の水を駿河の海に落としたと云う。また、鰍沢にも蹴裂の宮がある。
その向こうに「ホリキリ大明神」と云う祠がある。あるいは昔、山を切り水を落とすことに成功した人を神として祀ったものとも言われている。
裏見寒話 巻之二 社について の項より([甲斐志料集成」3 P135-136)
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