


物語
Old Tale
#0334
経塚
ソース場所:南巨摩郡富士川町長澤31 法界寺
●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
●画像撮影 : 2014年10月17日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。






【概要】 死後には極楽浄土へ向かいたい、そんな人々の心を形にするため各地で経塚が築かれた。古くは聖地や霊地(神々に近い山の山頂や修行地)、または死者の霊を供養するため墓所や霊の彷徨っていると思われる地などに、写経したものを納めた経筒を副納品と共に埋めたり、粘土板や瓦、貝殻、銅板、小石などに写経した物の場合もあった。近世になると多くの人々で扁平な小石に経典の文字を一文字づつ書いて地中に埋納し、供養碑を建てた。法界寺の物は、大勢の檀家衆らによって書かれた経石が納められたものでしょう。その規模から、このお寺を心の拠り所にしていた人々の多さがうかがい知れます。
経塚
法界寺の境内にあり、幅六メートル四方、高さ四メートル位の城の様に四角に積んだ石垣で、上には南無妙法蓮華経の大きな石碑が三基立っている。最近その附近から、法華経の経文を書いた小石が沢山掘り出され、法界寺に保存されてあるが、小石を水に入れると、経文の字がハッキリ見えるという。
土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
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