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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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Old Tale

#1104

小太郎地蔵尊さん(甲府市善光寺1-7)

ソース場所:甲府市善光寺1-7


●ソース元 :・ 甲府市HP「おはなし小槌」 より https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html    
       ・ 地区の方から頂いた資料より   
●画像撮影  : 2017年02月04日
●データ公開 : 2017年02月10日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概 要] 享保の頃、小太郎という托鉢僧がこの地で他界しました。集落の人々は。小太郎僧を偲び地蔵尊を建立しました。そして、この地蔵尊は地域の人々に大切にされました。甲州一円に神仏廃止令がだされ、小太郎地蔵尊も打ち砕かれるか、橋の桁にされると聞いたときは、地蔵尊の前にある蓮池に小太郎地蔵尊を入れ、廃止令から小太郎地蔵尊を守ったそうです。

小太郎地蔵尊さん

(砂田町 赤池兼明さんの話)
奈良、長安寺に小太郎という坊さんがおりました。ふとした事から目が見えなくなってしまいました。
善光寺のご開帳に行ってお参りをすると、目の病いが良くなるという話を聞き、甲州への旅立ちを決意しました。
夏の暑い盛り、一生懸命歩いてきた小太郎は、国玉の大橋のたもとにある大きな榎のうろの中で体を休めました。
あとすこしで善光寺にお参りできるとの安堵感で緊張が緩み、旅の疲れがどっとでて、その場所から一歩も動けなくなってしまいました。
国玉の人達は、倒れている坊さんに話しかけました。
「坊さん、ここでなにしてるだ」
「はるばる奈良から訪ねてきたが、暑さに負け、動けなくなってしまった」
と小太郎は、苦しそうに答えました。
人々は、小太郎を気の毒に思い、担ったり、おぶったりしながら善光寺街頭を進み、山門までもう少しという処まで来たが、小太郎は、
「私は、もうここまで来れば本望だ。私が死んだら、赤いよだれかけと赤い頭巾を掛けた石の地蔵を建ててくれ。そうしたら、この世で目の病に苦しんでいる人々を救ってあげよう」
と言い残して息絶えてしまいました。
小太郎の言ったとおり石の地蔵を建て小太郎の霊をまつった。この地蔵を拝むと不思議なことに目の病が良くなったということです。
人々は、この地蔵を「小大郎さん」と呼び、命日の七月二十三日には、お祭りをしています。
このお地蔵さんは、現在でも善光寺一丁目7番の石倉さん宅の裏にあります。

甲府市HP「おはなし小槌」 より
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html

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地区文化財「小太郎地蔵尊」の伝説

◎伝説・・・①
今から二百八十余年前(享保年間)、小太郎と言う名前の托鉢僧がいたそうです。そして、善光寺参道入口より東に来た所に旅人宿がありました。その宿に小太郎僧がおり、毎日近郷近在を托鉢に回り、子供を特にわが子のように可愛がり、托鉢で頂く物等を与え、道徳の心を教え、又病人の家庭には加持礼寿により病気や災難の御祓いをして、領民より喜ばれ親しまれていました。小太郎僧が他界された後、領民は小太郎僧の人徳を後の世に残すため、小太郎地蔵尊として、享保七年に開眼し、この地に祀ったと言う。

◎伝説・・・②
それは江戸時代の事、柳沢吉保氏が甲府城の城主となった時、甲州一円に神仏廃止令がだされ、小太郎地蔵尊も打ち砕かれるか、橋の桁にされると聞き領民は前にある蓮池に小太郎地蔵尊を入れ、廃止令から小太郎地蔵尊を守ったそうです。だが、廃止令が長引いたため領民も小太郎地蔵尊のことを忘れてしまいました。明治時代になり、蓮池から発見され現在の地に祀られた。その後は善男善女が集まり、七月二十三日には鐘を打ち、大きな数珠を回し、念仏を唱え供養したのが現在の『小太郎地蔵尊祭』のはじまりといわれています。

◇ご存知ですか?
小太郎地蔵尊の前に大きな石があります。その上の20cm位の丸い石があります。戦前は、祈祷師のような人が居りまして、病気や災難等の祈願を頼むと、この『願い石』に祈祷をしてくださいました。

地区の方から頂いたプリントより

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小太郎地蔵尊祭は、現在毎年「海の日」に行っているそうです。
地域の人々に愛された小太郎さんは、お地蔵様になって今もなお地域の人たちに愛されています。小太郎さんが愛したように地域の子供たちは地域の人たちに大切にされ、大人になった時、大切なふるさとの風景として小太郎地蔵尊を思い出すのではないでしょうか。住宅地の中にあって気づかれにくいお地蔵さんではありますが、そうやってずっと大切にされてきたお地蔵さんなのだと思いました。
地蔵尊祭りの片づけをしているところにお邪魔しました。
大人たちが片づけをしている脇で、小さな子供たちが楽しそうに花火をしているのが印象的でした。

このデザインソースに関連する場所

日本, 〒400-0806 山梨県甲府市善光寺1丁目7 小太郎地蔵尊

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山梨各地に伝わる昔話や伝説、言い伝えを収録しています。昔話等の舞台となった地域や場所、物品が特定できたものは取材によって現在の状態を撮影し、その画像も紹介しています。