0316│大石神社

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ソース場所:山梨市西2067 大石神社

●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
       ・ 山梨市の民話 ちどりの里(ふるさとの民話・風俗を訪ねて) https://www.qsl.net/jh1iru/yamanashi/minwa/minwa.htm
●画像撮影  : 2015年09月11日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概 要]

山梨市西。西川沿いの民家が並ぶ道のすぐ隣のような場所に、いきなり驚くような巨石がいくつも並ぶ大石神社がある。初めてその地を訪れた時、圧倒的なその光景に、思わず神々の存在を意識していました。
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大石大明神
村の西北の山中にあり村社である。社中の御影石は高さ四丈二尺、廻り三十七間余、形が全く首鎧に似ている。その他烏帽子石・屏風石・影向石・産屋石・百足石・胎内石・冨石・尾笠石・甲石・八畳石・石廠など何れも稀に見る大石・巨岩で、神社の名も、村の名(岩手)もこれから起ったものであろう。神宝には拳石と剣とがある。 (東山梨郡誌)

土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会

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山梨市八景・大石山の奇岩群

大石山には大山祗命をまつる大石神社がある。境内の大きな御影石(花崗岩)は御神体で、高さが十二メートル、まわりが六十七メートルあって、本県随一と言われる。

烏帽子石、屏風石、影向石、産屋石、浮舟石、百足石、指門石、甲石など、全山の奇岩群は目を見張るものばかりで、まさに自然美の極致といえよう。

この地には古くから「岩手八景」として、岩松晴風、大石夜雨、信盛晩鐘、笛川漁火、中村夕照、唐沢落雁、妙見秋月、物見暮雪が選定され、この八景や奇岩群を訪れる文人墨客、観光客などが跡を絶たない。

陽春のころ、大石山の松の緑と紅のつつじの織りなす色彩のコントラスト(対照)もまことに見事である。また、このころ大石神社の祭りが行われ神楽も奉納される。大石山はまた、市内外の園児、小学生、家族たちが遠足や散策におとずれている。  (境内説明板より)

 

民家からさほど遠くない場所にある、圧倒的な巨岩群をみると、ここに神の存在を感じた人々の気持ちがわかるように思います。写真では伝わりきらないと思います。是非、足を運んでみてはどうでしょうか。

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大石さんとといぼ水
毎年五月五日に、盛大に行なわれる大石神社の祭典は、山の神、水の源の神、田畑を支配する神、五谷豊饒(ごこくほうじょう)、氏子の発展の守り神、守護神と仰がれて、岩手の氏神として、地域の人達の尊敬を受けています。境内の大きな御影石は、神体石で、高さ十ニメートル、回りは六十七メートル余りあって、本県随一のものといわれています。そのほか鳥帽子(えぼし)石、屏風(びょうぶ)石、影向(ようごう)石、産屋(うぶや)石、浮橋石、百足(むかで)石(指門石)等の名前がつけられていて、現在では人々から「大石さん」と呼ばれ親しまれています。その大石さんにもこんな昔の話がありました。地域住民の繁栄には、人口を増やさなけれぱならないと考え、当時の旗奉行となった岩手某氏は、今から四百八十一年前、現在の大石神社を建築して、地域の人々にその意思を伝えた。それからしぱらくしてたくさん子供が生まれると、手足や首などにいぼのある子が多く見られた。その当時は現在と違って充分な食べ物もなく、又、お風呂なども毎日はいることもなく不潔であった。そのため、はっそ(いぼ、おできなど)八年、くずれて九年、直って三年、むずむずするのがあと三年 などといわれ、なかなか直りにくい病気で、地域の人々は、ほとほと困りはてていたそうです。ある時、修業僧が通りかかり、その話を聞き大石大明神にこもり毎日祈りつづけ、二十一日目の祈願の夜に「荒神崎(現在の荒神山)の大岩の水をみつけてのめば直る」という夢を見ました。修業僧はその水を探すために、毎日毎日山を歩きました。そしてやっと荒神崎に見つけたそうです。修業僧から、その話を伝え間いた人々が、その水をいぼにほんの少しだけつけるとたちまちのうちに、いぼは消えてしまいました。村の人達の喜びは、たいへんなものでした。その水は、年間絶えることなく流れ、その話も人から人へ伝えられ、荒神堂も建てられて人々から「いぼ水」と呼ぱれ信仰の的となりました。その後、道路の拡張工事のために、その石も破壊されてしまいましたが、現在では、荒神山のふもとにほこらがあり、地元の人から「いぼ水」と呼れてます。

(山梨市の民話 ちどりの里(ふるさとの民話・風俗を訪ねて) より)

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山梨市西2067 大石神社
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