物語
Old Tale
#1530
手形石
ソース場所:市川三郷町印沢244 源昌寺跡[左手の印石]、印沢400-1[右手の印石]
●ソース元 :・ 現地説明板
●画像撮影 : 201年月日
●データ公開 : 2018年08月27日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
[概要] JR身延線 市川大門駅の南方に「市川三郷町印沢」という地名がある。市川三郷町のホームページを見るとどうやら合併時(市川大門町、三珠町、六郷町が平成17年10月1日に合併し、市川三郷町となりました)「いんざわ」と読むよう統一されたようだが、旧市川大門町時、難読地名とし有名で「おしてざわ」と読んでいた。なので、この付近を流れる印沢川は、地元でも「いんざわがわ」とも「おしてざわがわ」とも呼ばれている。この「印沢」の地名は、二つの石にまつわるお話からきていると云う。
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左手の印石 (35.556839,138.492013)
昔、旅の僧が道端の大石に腰を下ろして村人にものを尋ねたが、誰も相手にしなかった。そこで暫く黙祷した後、腰掛けた石に手をついて立つと、不思議にかたい石に手の形がついた。人々は大いに驚き、説教に聞き入ったという。後になって、この僧が弘法大師であることを知った村人は、この石を「おしていし」といって大切に祀り、石の名に因んで村を印沢(おしてざわ)と呼ぶようになったという。右の手の印石はここより東、印沢400番1にある。
(看板資料より)
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右手の印石 (35.556786, 138.494941)
昔、旅の僧が道端の大石に腰を下ろして村人にものを尋ねたが、誰も相手にしなかった。そこで暫く黙祷した後、腰掛けた石に右手をついて立つと、不思議にかたい石に手の形がついた。人々は大いに驚き、説教に聞き入ったという。後になって、この僧が弘法大師であることを知った村人は、この石を大切にまつり、押手石(印石)に因んで村の名を印沢(おしてざわ)と呼ぶようになったという。
昔は大きな池があり雨ごいの行事が行なわれた。左手の印石はここより西「源昌寺」にある。
(看板資料より)
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山梨各地に伝わる昔話や伝説、言い伝えを収録しています。昔話等の舞台となった地域や場所、物品が特定できたものは取材によって現在の状態を撮影し、その画像も紹介しています。