物語
Old Tale
#0365
火車という怪物
ソース場所:甲府市上曽根町4042 龍華院
●ソース元 :・ 土橋里木(昭和51年)「甲州の伝説」甲州伝説散歩 ㈱角川書店 を参考にさせていただきました。
●画像撮影 : 2015年10月26日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
【概要】 火車とは葬式や墓場から死者の亡骸を奪うとされる妖怪。全国に事例がある。正体が猫の妖怪とされることが多い。 甲府市上曽根町の 龍華院では、死者を火車に奪われないようにするため、策をめぐらし火車を退治したという。
火車とは葬式や墓場から死者を奪う妖怪。全国に事例がある。
甲斐市の慈照寺の「猫檀家」話のような、猫が葬儀に向かう死者を自分の寺に運んで檀家になってもらうような話もあるが、竜華院ちかくに棲む火車はまさに怪物。棺桶を奪って死者を喰らう。
これに対抗するため竜華院では、葬式を二回に分けて行い、最初の葬式では棺桶に石を詰めておき火車に奪わせ、そのすきに本当の葬式を出して、火車に仏を奪わせないようにして、火車を退治したと言う。
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山梨各地に伝わる昔話や伝説、言い伝えを収録しています。昔話等の舞台となった地域や場所、物品が特定できたものは取材によって現在の状態を撮影し、その画像も紹介しています。