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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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物語

Old Tale

#1164

泉さん

ソース場所:北杜市大泉町谷戸5681「東京海洋大学 大泉ステーション内」


●ソース元 :・ 北杜市HP  http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/genre/detail/1746/     
       ・ 山梨県連合婦人会 編集・発行(平成元年)「ふるさとやまなしの民話」     
●画像撮影  : 2014年11月06日
●データ公開 : 2017年01月05日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概要] 大昔、八ヶ岳が大噴火し八ヶ岳山麓の地は、降った雨がすぐに地中にしみ込んでしまい、地中の噴火前の地面の層に沿って流れ、遠く離れたそこここで湧水するような土地になった。だからこそ、この地では古くから湧水が大切にされた。今では八ヶ岳山麓と云えば「木々の緑と澄んだ湧水に恵まれた高原」として人気の地になりましたが、この地の人々は、長い年月をかけ、開墾し、堰(セギ 用水路)を作るといった大変な苦労を重ねてきました。ここでは、北杜市大泉町の名前の基になった湧水を紹介します。

市民の方たちが「泉さん」と親しみを込めて呼ぶこの湧水は、大泉町名の由来になったことでも有名で、八ヶ岳南麓の海抜1,060mの高原に位置し、湧水量は毎分2.5トン(42リットル/秒 平成10年調海洋大調べ)で、水温は周年10.6℃。
現在は東京海洋大学(旧東京水産大学)の水圏科学フィールド教育研究センター「大泉ステーション」敷地内にあるため、見学は事前の申込が必要です。

見学問い合わせ(平日のみ) 大泉総合支所地域振興課 0551-42-1461

北杜市HP より
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大泉
大泉村の西井出と谷戸の境のあたりの、標高およそん千メートルのところに大きな湧き水があります。
八ヶ岳の麓、谷戸村に清吉じいさんという狩人が住んでいて、八ヶ岳を自分の家の庭のように考えていました。ある日いつものように赤岳権現・三ツ頭と歩き廻りましたが、一頭の獲物も目にとまりません。 じいさんは岩角へ腰をおろし浮かぬ顔でたばこを吸っていました。すると三歩ほど先のやぶの中に大きな白蛇がランランと目をかがやかせてこちらを見ていました。熊にも狼にも驚かない清吉じいさんも、ギヨッとしてすぐに鉄砲をとり白蛇の頭にねらいを定めました。しかしどうしたことかじいさんのなれきった手も指も忽ち堅くなって、引き金を引くことさえできなくなりました。
そのうちに白蛇は鉄砲にまつわりつき、じいさんのからだを一呑みにしようとしました。じいさんは鉄砲を投げだして逃げようともがきましたが、身動きができずそのまま気が遠くなってしまいました。やがて夜露にぬれて正気にもどったじいさんは、飛ぶようにして家に帰りことの次第を話しました。村人もじいさんの話をきいて、じいさんと例の岩間に行ってみると、小さな泉からボコンボコンとたくさんの水が噴き出ていて、大川のようになっていました。
村人はこの奇蹟を神様が白蛇に姿を変えて水を恵んでくれたのだと感謝し、厚く信仰しました。
それから現在まで水温も水量も一年中変わることなく、昔のままに噴き出ていて、大泉村をはじめ下の方の村々の数百ヘクタールに及ぶ水田をうるおし、上水道の水源としても利用されています。この噴き出口の周りには、とちの木の大木がうっそうとしていて、神秘的でそこには水神様を祀る泉神社があります。     (大泉村)

山梨県連合婦人会 編集・発行(平成元年)「ふるさとやまなしの民話」

このデザインソースに関連する場所

北杜市大泉町谷戸5681

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山梨各地に伝わる昔話や伝説、言い伝えを収録しています。昔話等の舞台となった地域や場所、物品が特定できたものは取材によって現在の状態を撮影し、その画像も紹介しています。