物語
Old Tale
#0328
アズキソギ
ソース場所:北杜市大泉町谷戸宮下
●ソース元 :・ 土橋里木(昭和51年)「甲州の伝説」甲州伝説散歩 ㈱角川書店 を参考にしました。
●画像撮影 : 2014年11月06日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
【概要】夜が暗く、狐狸妖怪が身近だった頃、大泉村宮下から吉指(さす)へ行く小橋の付近には、アズキソギという妖怪が出たという。昔は熊笹や葦が繁り、下の川でザクザクと小豆を研ぐ音がして、その音がしだいに高くなり上へあがって来るので、夜は怖くて通れなかったそうだ。
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吉指集落は逸見神社の北側になる。「宮下から吉指への小橋」は逸見神社のあたりのことをいうのではないでしょうか。今は沢山の民家が有り、すっかり明るいイメージの場所ですが、神社のせせらぎにすっかり肩身の狭くなってしまったアズキソギがこっそり小豆を研いではいませんか?
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山梨各地に伝わる昔話や伝説、言い伝えを収録しています。昔話等の舞台となった地域や場所、物品が特定できたものは取材によって現在の状態を撮影し、その画像も紹介しています。