


物語
Old Tale
#0315
銭神山 通宝寺
ソース場所:山梨市市川1660-1 通宝寺
●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
●画像撮影 : 2015年09月11日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。










[概 要] 山梨市の通宝寺に伝わるお話。毎日毎日一銭づつ銭を運ぶ白雀がいた。ある日、住職が「一銭づつ運んでもらうのは面倒だから、まとめて運ぶ方法がないのか?」と白雀に問うと、翌日から白雀は銭を運んでこなくなりました。
銭かめ石(山梨市牧丘町牧平)
高さ四丈程の岩で、岩の上には松の古木が二本あり、昔ここに銭を埋めた由で、銭瓶石[ゼニカメイシ]という。先年一羽の白雀がこの銭を毎日一銭ずつくわえて、八幡村市河の通宝寺へ運んだ。寺の住職雀に向かって、一銭ずつ運んで貰うのは面倒だから、一度に沢山運ぶ法はないかというと、その翌日から白雀は銭を運ぶのを中止した。それで今迄富貴にしていた通宝寺は、殊のほか貧乏寺になってしまったという。 (甲陽随筆。甲州噺)
土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
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むかし狐がお金を運んできたとの言い伝えもあり、その狐の骨が残っているとの話もあるようです。寺紋が寛永通宝なのがいかにも銭神山らしいと思いました。
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