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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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#0560

御供石[ごくういし]

ソース場所:韮崎市藤井町駒井1208 当麻戸神社


●ソース元 :・ 現地説明板     
       ・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会     
●画像撮影  : 2014年09月13日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

【概要】 御供石  この当麻戸神社では昔「烏飼いの神事」が行われていた。鳥ではなく、カラスである。烏の神事は、広島の宮島、長野の戸隠でもそれぞれ少しづつ形は違えど、白い烏によるものと伝えられている。「烏飼いの神事」とは、毎年1月1日に行われた神事で、池の中にある「御供石」という大石の上に供え物を置くと、羽に白い斑のある烏がそれを咥え、神社の神田へ運んで行った。その置いた場所により作物の出来を占い、五穀豊穣を祈願したという。  宮島では今でも神鴉を飼っていて、神鴉を祀っている養父崎神社前でその御烏喰式(おとぐいしき)が行われているそうです。

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御供石  (高さ 約三メートル・周囲 約十二メートル)
昔、この当麻戸神社では「烏飼いの神事」という祭りが行われていた。毎年、一月一日に供え物をこの御供石の上に供えておくと、羽に白い斑模様のある烏が舞い降りてきて供え物をくわえて飛び立ち、当麻戸神社の神田へ運んでいった。神田は上・中・下に分けてあり、烏がおいた場所によって豊年か凶年かを占い五穀豊穣を祈願した。これが「烏飼いの神事」である。広島県の宮島・長野県の戸隠とこの尾鰭宮當麻戸神社(おひれのみやとうまとじんじゃ)は「日本三か所烏飼い霊場」と称えられ崇拝されたとつたえられている。   (由来書より)
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御供石
当麻戸神社境内の池中に、高さ丈余、周囲四丈の大石があって御供石という。正月元日神饌をこの石上に供すると、白斑の烏が飛来して、これを啄み去り神田におく。神田に上中下の三別があって、烏のおき場所を見て、その年の農作の豊凶を卜するという。 (北巨摩郡誌)

土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会

このデザインソースに関連する場所

韮崎市藤井町駒井1208

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