


物語
Old Tale
#1155
阿弥陀面
ソース場所:韮崎市清哲町折居903 雨宮寺
●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
●画像撮影 : 2014年09月14日
●データ公開 : 2017年01月05日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。










【概要】 韮崎市清哲町の雨宮寺[ウキュウジ]の阿弥陀様はどこからか盗まれてここまで運ばれてきたのだが、阿弥陀様が急に重くなって運べなくなり、盗人は放り出して逃げてしまった。それで雨宮寺に安置される事になったという。捨てられていた場所は開墾され、そこからの収穫物であみださまの供養料を生み出した。なのでその土地を「阿弥陀面」と呼ぶ。
阿弥陀面 北巨摩郡清哲村折居
雨宮寺境内に阿弥陀堂があり、本尊は六尺ばかりの木造の阿弥陀如来で、春日作と伝えている。数百年前或る旅僧が、この像をどこからか盗み出し、村上まで背負ってきて、日が暮れてここに休んだが、急に像が重くなって運ぶことが出来ず、旅僧は如来を捨てて逃げ去った。村人は雨宮寺の境内に御堂を建ててこれを安置し、如来を捨ててあった土地を開墾して阿弥陀面と称し、ここから収穫した稲は如来の供養の資としている。阿弥陀面は今も寺領となって残っている。 (口碑伝説集)
土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
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