


物語
Old Tale
#1185
灰かけ地蔵
ソース場所:甲府市古関町 天神橋たもと
●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
●画像撮影 : 2017年01月28日
●データ公開 : 2017年01月31日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。








[概要] 子供の風邪や咳の完治を祈って、その子が普段使っている茶碗に灰をすくって、このお地蔵さんに掛けたと云う。
灰かけ地蔵
子供の風邪や咳の冶病を祈って、その子供の用いる茶碗へ灰をすくって行ってかける。平常は灰に埋もれて地蔵は見えないが、雨でも降ると洗われて頭だけ見える。
土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
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まじないよりも効く薬がある現在においては、上記のようにお地蔵さんが灰に埋もれて見えないなんてことはありません。この辺りは昭和41年の台風被害でかなりの土砂が流れたといいます。彫りの鮮明さから、その後安置されたお地蔵さんのようにみえます。
灰こそかぶってはいませんが、かわいらしい頭巾と前掛けをつけてもらい、地域の人たちに大事にされている様子のお地蔵様です。
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