0304│榎のまんだら

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ソース場所:富士河口湖町木立139 常在寺

●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会         
●画像撮影  : 2015年11月04日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概 要] 日蓮伝説。日蓮上人が西湖を通りかかった時、一人の老婆が粟粥を出してもてなした。日蓮上人が食べ終わったころ、粥にハラアカ(魚)を入れたことをばらし、「なまぐさ坊主め!」と罵った。しかし、日蓮上人は笑って粥を吐き出し西湖に入れると、ハラアカは頭に粟粒をつけたまま生きて泳ぎ出した。日蓮上人は榎に曼荼羅を掛けて、この意地悪老婆を済度させたという。

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昔日蓮上人が西湖を通りかかった時、一人の老婆が粟のお粥を出してもてなした。その中に西湖でとれたハラアカ(魚)を入れておいた。日蓮が食べ終わった頃、なまぐさ坊主といって老婆が罵ると、日蓮は笑いながら、今食べたハラアカと粟のお粥を吐き出して西湖に入れた。ハラアカはそのまま生きて泳ぎ去り、それ以来西湖のハラアカは、頭に粟粒を二つずついただいているという。又その折日蓮は榎にまんだらをかけて、この意地悪婆を済度させたのが、今の小立村常在寺にある有名な「榎のまんだら」であるという。 (大森義憲氏)

土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会

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富士河口湖町木立139 常在寺
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