0537│一蓮寺の龍

Top > Old Tale > 0537│一蓮寺の龍

ソース場所:甲府市太田町5-16

●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会             
●画像撮影  : 2015年05月29日
●データ公開 : 2016年04月01日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概 要] 左甚五郎の彫刻と言われる物はとても多く、長い年月に渡って作成されている。日光東照宮の眠り猫など、生き生きとした作品が彼のものと言われている。それぞれの地域それぞれの時代に無名ではあっても素晴らしい工匠がいたのでしょう。その作品の見事さに「この匠は左甚五郎の生まれ変わりなんじゃないか」「夜になったら動き出しそうな、こんな彫刻は左甚五郎の手によるものだとしか思えない」左甚五郎に勝るとも劣らない無名の名工達の作品が、各地でいざというときに生き生きと動き出す。

昔左甚五郎が龍を彫刻して一蓮寺に納め、正門に飾っておいた。ある時正門が焼け、龍も半身焼けて、今にも本堂に火が燃え移ろうとした時、半身焼けた龍が水を吹いて火を消し止めた。今もその半焼けの龍は、一蓮寺に保存してあるという。 (松のしらべ方言伝説号)

土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会

 

このデザインソースに関連する場所


山梨県甲府市太田町5-16 一蓮寺
ページトップ