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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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#0585

花水坂

ソース場所:35.815499, 138.348500  花水坂


●ソース元 :・ 長坂町教育委員会(平成12年)「長坂のむかし話」 長坂町役場 
●画像撮影  : 2016年01月07日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概 要]花水坂  北杜市白州町台ケ原から北杜市長坂町清春へ向かう古道を古くから「花水坂」と呼びました。この道は、甲州と信州を結ぶ重要な道で、甲州五道九筋のひとつでした。御坂峠から望む富士、南部町の西行峠からの富士と並んで、ここから望む富士は「甲斐富士見三景」と呼ばれ、その景色のすばらしさは広く知られていました。また、日本武尊が東征の時、あまりの絶景にしばし足を止め休んだとも伝えられている。春、山桜の咲き誇る時期が、花水坂の名にふさわしい美しい景色を楽しめる季節と言われています。

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花水坂     (日野)

逸見の台地が釜無川に落ち込む断崖は七里岩とよばれ、長い間人々の往来を拒み続けてきました。その昔、武川筋と逸見筋を結ぶ路は、二ヶ所だけでした。
その一つは、穴山からくだる「尻こすり」という小さな沢で、あと一つは、ここ日野から台が原に向かう日野坂(またの名を「花水坂」)でした。
日野坂は七里岩のうち最もなだらかな場所のため古代から路が開けていました。
「日本武尊」が東征のときここを通り、山水の極美、富士と桜、岩と清流の絶景にしばし足を止め休息し、ここを「花水坂」と命名したと伝えられています。休息した場所を「休み平(やすまんていら)」といい今でもこの一帯にはこの地名が残っています。
釜無川の清流が七里岩の断崖を洗い、遠く御坂の山系を前に富士の霊峰が眺望される様は一幅の山水画をみるようです。特に春霞の中に桜花が咲き競い水に映える景色のすばらしさから、花水坂は「山水の富士」として甲斐の富士見三景の一つにあげられています。
現在、花水坂といわれているあたりは、県道富岡ー台が原線が通っています。日野から釜無川を下に見ながら下っていくと「休み平」と呼ばれているあたりに東屋があり、そばには「花水坂の碑」と刻まれた石碑が建っています。釜無川に架かる「花水坂橋」を渡って甲州街道を右に進むと白州町台ケ原です。      (朝日竹夫)

長坂町教育委員会(平成12年)「長坂のむかし話」 長坂町役場

このデザインソースに関連する場所

山梨県北杜市白州町花水 県道606号線

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