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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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#1168

西山の湯

ソース場所:南巨摩郡早川町湯島 西山温泉


●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会   
●画像撮影  : 201年月日
●データ公開 : 2017年01月05日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概要] 西山温泉慶雲館は慶雲二年(702年)創業の、ギネスに世界最古の宿と認定される古くからの温泉宿で有名です。また、すぐ先の奈良田の湯は、奈良時代の孝謙天皇(在位749-758年)が療養したと云う伝説が伝わる古くから良質な温泉で知られた地です。

西山の湯     南巨摩郡西山村

人皇四十六代孝謙天皇は、聖武帝の皇女で女帝であられたが、或時玉体に御悩みあり、神仏に祈誓し給うと夢に老翁現れ、甲斐国巨摩郡早川庄湯島郷に霊湯ありと告げた。よって吉野を御発輿になり、天平宝宇二年五月尋ねてこの地に着し、假の宮殿を営み、霊湯に御入浴なされると二旬を越えないうちに全快された。天皇は一刀三礼の薬師の像を彫刻し、湯王大権現と祀り、また応神天皇を祭神として、若宮八幡を祭って氏神とされた。又この地を甲斐の四郡外とし、山代郡奈良田と号して凡そ十年近く御遷居あらせたが、天平神護元年再び南都へ御還幸せられた。その後村民天皇の徳を慕い、延暦三年六月皇居の跡に一宇を創立し、法基尼(天皇の御諱)の尊像を彫刻し、奈良法王尊と称して奉祀した。今も奈良王様と呼んであがめている。 (甲山峡水)

一説には西山温泉は、傷ついた野猪が湯気の立つ谷に度々入り、全快する状を見て、狩人がこれを発見したとも伝えている。

土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会

このデザインソースに関連する場所

南巨摩郡早川町湯島  西山温泉

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