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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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#1112

五反歩地蔵さん

ソース場所:甲府市増坪町64 熊野神社


●ソース元 :・ 甲府市HP「おはなし小槌」 より https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html
●画像撮影  : 2015年10月27日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概 要] 増坪町、熊野神社東側の田の中に安置されていたお地蔵さんは、もとは西光寺支配のものでした、寺までおよそ500mの距離だったので、ある時、西光寺山門脇に移そうとすると、とても重く感じ、その後、運んだ一人が熱病に倒れ、うわごとに「帰りたい」と云うので、お地蔵さんを移してはならなかったのかと、元の場所に戻すことに決めた。すると、お地蔵さんはするする動き、熱病の若者も元気になったと云う。

五反歩地蔵さん
(山城地区民の話より)
増坪町、熊野神社東側の田の中に五反歩地蔵さんが安置されています。
このお地蔵さんは、以前、直径7尺(約2m)もある柳の巨木の根元に祀られていました。
村のお若けい衆がお地蔵さんを担いで西光寺の山門協へ移そうとした。元来、このお地蔵さんは、西光寺支配のものでした。
寺までの距離は、約5百メートルと短かったが、お地蔵さんは重く感じられ、途中休み休み運んでいった。
その後、運んだお若けい衆の一人が熱病に倒れた。うわごとに「帰りたい帰りたい」と言った。
村人達は、これはお地蔵さんが元のところに帰りたいという現れだと思い、元の場所に戻すことを決めた。
担いで運び出そうとすると、今までの重さがうそのように軽く、すいすいと帰っていった。
元の場所に安置すると、病に倒れていたお若けい衆もたちどころによくなったと言います。
これ以外に、こんな話も伝わっています。
ある時、地元の農夫が昼食をとりに家に帰る途中、お地蔵さんの所に通りかかった。
「地蔵も昼めしに婦らんか」といって、持っていた鍬でお地蔵さんの頭を殴った。
その農夫は、原因不明の熱病に冒され、苦しみながら三日後に死んだといわれている。今もお地蔵さんの後頭部にはその時の傷跡があるという。
また、こんな話もあります。
お地蔵さんの傍に柳の巨木があり、この柳の枝が張り、作物に被害を与えそうなので、その枝を切り落としたところ、その人は病気になってしまったといわれている。

甲府市HP「おはなし小槌」 より
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html

このデザインソースに関連する場所

甲府市増坪町64 熊野神社

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