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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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#1201

目玉の化け物

ソース場所:甲府市国玉町 大橋五條天神社、国玉町1331 玉諸神社<甲斐国三ノ宮>


●ソース元 :・ 甲府市HP「おはなし小槌」 より https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html
●画像撮影  : 2015年10月27日・2017年02月04日
●データ公開 : 2017年02月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概要]  昔、大橋は甲斐府中とその外側を繋ぐ重要な橋で、多くの人達が往来する橋でした。ただ、南側に蓬沢の広い湿地があったり、橋の東側には甲斐三ノ宮が有ったりと、時間帯や時期によっては寂しい場所になることもあって、この付近は神様だけでなく狐狸、妖怪までもが出没する場所でした。鳥山 石燕の「今昔画図続百鬼」に描かれている「百々目鬼」のような怪異も出没していた様です。

目玉の化け物
(東光寺町 小池正蔵さんの話)
その昔、国玉の大橋に化け物が出るという噂が村中に知れ渡った。村の若者達も寄るとその話になった。若者のなかの一人が、
「大橋に化け物が出るなんて信じられん。本当か嘘か俺が調べてくれる」
といって大橋に行った。
若者は、大橋で追分を唄うと化け物がでると聞いていたので、追分を唄いながら橋を渡りだした。
橋の半ばまで来ると、子どもを抱いたおばさんが立っていた。
「もし、そこの人、はたきが落ちて困っています。済みませんが結び直してくれませんか」
と若者に話しかけた。
若者は女に近寄ってひざまづき、はたきを結びなおそうと着物の裾を捲った。
すると女のすねには、目が一杯ついていて、目だらけのすねが若者をにらんでいた。
若者はびっくらし、大声で、
「でた、ばけものがでた」
と叫んで一目散に逃げだした。
なんとか、三の宮まで辿り着くと境内を掃除している人がいた。若者は、安堵感から掃除をしていた人の前まで来るとへたり込んでしまった。
掃除をしていたおじさんに、
「どうなさった」
と聞かれ、若者は橋で出会った目だらけの化け物の話をした。
すると、そのおじさんは自分の着物を捲りあげ、
「こんなものだったかえ」
と目だらけのすねを見せた。
若者は驚き、家に逃げ帰ったまま、寝込んでしまった。三日たって若者は、死んでしまったということだ。

(注)はたき=脚絆のこと

甲府市HP「おはなし小槌」 より
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html

このデザインソースに関連する場所

甲府市国玉町 大橋五條天神社

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