


物語
Old Tale
#1299
耳ある鰻
ソース場所:韮崎市中田町中條 新府城跡
●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
●画像撮影 : 201年月日
●データ公開 : 2018年03月22日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。


[概要] 昔、新府城のお堀で耳のある大ウナギが捕まえられた。村の皆でそのウナギを料理して食べたその晩、村は大火でみんな焼け出された。ただ一人、ウナギが嫌いで食べなかった者の家だけは焼けなかったという不思議なお話がある。
耳ある鰻 北巨摩郡中田村
昔 新府城の堀の泥上げをした時、水を汲み出した底に棒の様なものが見えた。多勢でそれを捕まえて見ると、耳のある大鰻であった。後で料理して酒の肴に食べたが、一人だけ鰻嫌いの者が食べなかった。その晩 村に大火事が起き、村中皆焼けたが、鰻を食べなかった人の家だけが一軒焼けなかったという。 (口碑伝説集)
土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVE」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

