1149│おさぐじん

ソース場所:甲府市右左口町
●ソース元 :・ 土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
・ 山梨県神社庁HP http://www.yamanashi-jinjacho.or.jp/intro/search/detail/3100
●画像撮影 : 2017年01月28日
●データ公開 : 2016年11月18日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
[概要] 「おさぐじん」さんとは「右左口[ウバグチ]」の地名の由来
おさぐじん
西八代郡右左村 綏靖天皇の御代、彦火々出見命の後裔、向山土本毘古王(トモヒコオウ)が、長田足(オサダノタル)などを道案内として入国したが、当時甲府平原は一面の湖水であった。そこで西山の六道仙人と右左辨羅(ウサベラ)という者が協力し、トモヒコ王と三人で筏に乗り、湖水を渡って見て歩き、鰍沢の南を切り開いて水を富士川へ落とした。このウサベラを祀ったのがオサグジンで、村人はオサンゴウジサンと呼んでいるが、村名もこのオサグジンから、ウサグチ(右左口)となり、後にウバグチと変わったものであろう。今も村北の宮沢渠の東に祠があり、この辺が本村初建の地で、田の神を祀る故に作神(さくじん)というなどの説もある。 (東山梨郡誌 その他)
土橋里木(昭和28年)「甲斐傳説集」山梨民俗の会
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祭宮社 (御左口神社)
■由緒沿革:綏靖天皇の御代、珊瑚珠姫がこの地に参り、養蚕、農業などを教へたと言ふ。それ故に姫を農業の神(作神)として祀ったと伝へられ、祠には菊花の紋章が刻まれてもゐる。又、村名を右左口と書き、ウバグチと呼ぶも、もとこの御左神の転訛せるならんとも云ひ、地名の発祥地とも言はれてゐる。
山梨県神社庁HP http://www.yamanashi-jinjacho.or.jp/intro/search/detail/3100