1579│高室家住宅(甲府市高室町754)
ソース場所:高室家住宅 甲府市高室町754
●ソース元 :・ 文化庁 国指定文化財等 データベース
●画像撮影 : 年月日
●データ公開 : 2021年05月06日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他 : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。
【概要】
甲府市高室町に所在する「高室家住宅」は、江戸時代の医家の施設を現在に伝える希少な遺構である。また当地の旧家の様子を伝える貴重な屋敷である。
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「高室家住宅」(主屋。附指定として糠蔵及び納屋、中門、清風館記 1冊、家相図 3枚) 甲府市高室町字金山754番1
・ 国指定 重要文化財(建造物)
・ 2010.12.24(平成22.12.24) 指定
・ 種別 近世以前/民家
・ 時代 江戸後期
・ 年代 天明8年(1788)/ 明治3年(1870)改修
・その他。同敷地内の長屋門、弁財天堂、味噌蔵、籾蔵、前蔵、新蔵、文庫蔵、離れも重要文化財に指定されている。
高室家住宅は、甲府盆地の中央部に所在する旧家で、代々医薬業を生業とし、江戸時代後期には甲府に置かれた幕府の役所の医家を務めた。
主家は、天明8年(1788)に建てられた。入母屋造、茅葺の建物で、薬を調合するための調合所や薬草を乾燥させるための屋根裏部屋を設け、医薬業に由来する特徴を見ることができる。
高室家住宅は、江戸時代における医家の施設を現在に伝える希少な遺構であるとともに、屋敷構えは当地方の伝統的な住宅の構成をよく伝えており、貴重である。