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「YAMANASHI DESIGN ARCHIVES」は、山梨県に伝わる過去の優れた物品の造形や模様、自然から得られる色彩、今に伝わる昔話・伝説を、 産業上で使用することのできるデザインソースとしてデジタル化して配信する山梨県のプロジェクトです。

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#1111

豆を植えなんだ畔道

ソース場所:甲府市国玉町1331 玉諸神社


●ソース元 :・ 甲府市HP「おはなし小槌」 より https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html
●画像撮影  : 2015年10月27日
●データ公開 : 2016年06月24日
●提供データ : テキストデータ、JPEG
●データ利用 : なし
●その他   : デザインソースの利用に際しては許諾が必要になります。

[概 要] 田んぼの周りの畦道には、良く枝豆などが植えてあって一日外で働いた農家の人が、夕ご飯時のビールのあてにすると、必要分抜いていくのを見たりすることがありますが、玉諸神社の周りでは畔は他の地域より広く、きれいに塗られ、豆何ぞ植えていなかったと云います。それは昔、一宮神社の女神が、玉諸神社の男神の所へデートに出掛けようとして、たまたま鎌で切り取った畔豆の切り株を踏んでしまい、足の裏に大怪我をしてしまいました。それで、女神が途中で引き返してしまったと知った玉諸神社の男神は村人達を集めて「二度と、田んぼの畔に豆を植えるなよ」と命じたと云う。

豆を植えなんだ畔道
(玉諸地区民の話よリ)
昔、国玉・玉諸・向村方面の畔は、他の村に比ぺて広くがっしりと綺麗に塗られておりました。
それには、こんな訳があったのです。
一宮神社の女の神さんが、三宮(玉諸神社)の男の神さんのところに毎年きまった晩に会いに来ていたそうです。
ある晩、男の神さんは、いつもの通り女の神さんを待っていたが、何んぼ経っても来なかった。
男の神さんは、心配で朝方までまんじりともしなかった。
朝早く見にいったそうだ。そうしたら、畔道の途中から血が点々とついていて一宮の方に向かっていた。
草鞋を履いて会いに来た女の神さんは、調子が悪いことに、引っこ抜いておけばよかったが、たまたま鎌で切り取った畔豆の切り株を踏んでしまい、足の裏にえれえ怪我をさせてしまった。
怒った女の神さんは、男の神さんに逢わずに帰えっちまっただと。
そりょう知った男の神さんは、村人達を集めて「二度と、田んぼの畔に豆を植えるなよ」と命じられた。
これ以後、村の人達は、どの畔道を女の神さんが渡ってもいいように広く立派な畔をつくり、けっして豆をはさまなんだそうだ。
なぜ女の神さんは、田んぼの畔を歩いて来たかというと、道を歩いてくりゃいいんだけど、そうすりゃ牛を引いた人や旅人に行き合うし、月夜の晩でも人に顔を見られるのが恥ずかしいから畔道を歩いて来たというこんだ。

(注)はさまなんだ=植えなかった
畔豆=畔を利用して植えた大豆や雪割豆(そら豆)

甲府市HP「おはなし小槌」 より
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/ohanashi/index.html

このデザインソースに関連する場所

甲府市国玉町1331 玉諸神社

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